【普通】子供の目的は雲梯でなかった 雲梯にぶら下がって五十肩のストレッチをしていると、公園に入ってきた子供が、まっすぐに僕が使っている雲梯まで走ってきた。僕の向かい側にぶら下がった。その子のそばにいたお父様が、すまなそうに会釈してくる。僕は「使うのかな?」と思い、雲梯を離れて別の場所へ向かった。すると子供は、雲梯をやるでもなく降りて、違うところへ走っていった。おそらく子供は、(変なおじさんがぶら下がってる。面白そう)と思って走ってきたのだろう。しかし、僕が気を利かせて雲梯を離れると、途端に興味をなくした。そんなところだろう。
【普通】母の中の日本地図 ニュースが「関東」と言った瞬間、数百キロの土地が親の中では「子供がいるあたり」に変換される。心配には縮尺という概念がない。 『普通』をもう一本読む『想像したはずのものが見返してくる』→『普通』をまとめて見る